山越え気流 / おろし / 局地強風 | 株式会社スノーキャスト
事例解析
Home » 事例解析 » 山越え気流 / おろし / 局地強風

山越え気流 / おろし / 局地強風

風が山を乗り越えるか超えないかの境目の山の高さを知る事は、風系と山岳の関係を考える上で重要である。しかし、この境目となる山の高さは一定ではなく、気象条件によって変化するので取り扱いが非常に難しい。 ここでは、山越え気流の2次元流れ解析を試みた。

図1・山越え気流の2次元解析モデルの構成

図1・山越え気流の2次元解析モデルの構成

図1には山越え気流の2次元解析モデルの構成を示す。本解析では底辺4000m、標高1000mの山岳地形をモデリングし、季節風を模した一様流を与 え、その挙動を計算した。数値モデルは水平方向12000m×鉛直方向4000mの計算領域を設定し、下層側2000mの初期温位をθ、上層側2000m の初期温位をθ+Δθとし、その境界面を自由表面とする鉛直二層構造を仮定した。

Fr=0.031の場合

Fr=0.031の場合

Fr=0.279

Fr=0.279

図2・数値シミュレーションの解析結果例(Fr=0.031,0.279)

 数値シミュレーションの結果、Fr=0.031の場合は自由表面がほぼ水平の状態である一方、Fr=0.279の場合は自由表面は山頂付近から劇的に降下し、風の流れも山の後面で急激に加速される。この事が、山の吹き降ろしに伴う強風発生のメカニズムと考えられる。

このページの先頭へ戻る